海外でのバレンタインデーの習慣

海外で暮らしてみると今まで常識だと思っていた事が覆された、という体験をした事がある方も多いと思いますが、私にとってはバレンタインデーの習慣がその一つです。日本で生まれ、育った私は、バレンタインデーとは女性から男性へ愛の告白をする日、以外の何ものでもないと思っていました。プレゼントはチョコレートが基本でその価格によって本命なのか義理なのかが決まったり、本命の人にはチョコレート以外の物もプレゼントに加わったり。

こういった習慣は全世界共通で行われているものだと思っていたのですが、アメリカで暮らすようになって迎えた最初のバレンタインデーでは、大きなバラの花束を抱えた男性が街中に沢山いるのを見てびっくりしたのを覚えています。

アメリカでは恋人同士や夫婦の間柄だと女性から男性よりもどちらかというと男性から女性にプレゼントをすることが多く、このプレゼントはバラの花束が王道です。テレビのニュースでは前日や当日に花屋さんでバラの花束を買い求める男性達の姿が映し出されます。バレンタインデーの日にはオフィスで働く女性にバラの花束が送られてくる様子も多く見かけます。また、この日にレストランに食事に行くと、女性だけにバラの花がプレゼントされたりもします。恋人同士だけではなく、夫婦、家族、友達同士でも普段からお世話になっている人への愛と感謝の気持ちを込めてチョコレート等バレンタインデー用に販売されている物をプレゼントし合う習慣もあり、学校などでも友達同士でバレンタイン用にラッピングされたチョコレートやお菓子をあげ合う習慣があります。

アメリカではこの日に日本のように女性から男性へと一方的ではなく、お互いに愛や感謝を伝え合うので、日本で男性から女性へのお返しが行われる3月14日のホワイトデーの習慣もありません。

日本は製菓会社の販売促進の一環で1970年代に始められたのがこのチョコレートをあげる習慣のようですね。私たちはすっかり企業の戦略にはまった、ということでしょうか。いずれにしても普段なかなか伝えられない愛や感謝を表す日という意味ではいい習慣ですね。

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